昔より明らかにメジャーな行事となった節分。
本来ならば鬼を追い出し福を呼び込むイベントですが、現在は豆まきよりも恵方巻を食べる方
に重きが置かれているように感じます!
具材は昔ながらのかんぴょうや桜でんぶが使われているものから海鮮づくしの贅沢なものまで
多種多様。
コンビニなどでも手軽に購入できる恵方巻の具材にはどんな意味があるのでしょうか?
恵方巻の基本具材は?
現在は本当にいろいろな具材が使われているのですが、基本はしいたけ煮、かんぴょう、キュ
ウリ、うなぎ、だて巻き、桜でんぶ、高野豆腐などを使用します。
どの食材も縁起が良いものとして扱われていて、例えばしいたけは頭にかぶる防具と形が似て
いることから、悪いものから守ってくれると言われています。
かんぴょうは細長い形から長生きの象徴、そして食材をまとめるのによく使われることから縁
結びのご利益もあります。
キュウリは「九の利を得る」と言われるほど縁起の良い食材。
うなぎは「うなぎのぼり」という言葉から出世のゲン担ぎ。
だて巻きに限らず卵焼きは金運アップ。
桜でんぶは原料の鯛から「めでたいもの」として扱われています。
高野豆腐は原料の大豆が鬼などの魔を払うと言われているものなので、節分にぴったりの具材
です!
このように恵方巻の具材は縁起の良いものがたっぷりと使われており、色もピンク、黄色、緑
が含まれていて実に鮮やかですよね♪
同じく鮮やかな色身を持つまぐろやサーモンなどを入れた恵方巻が販売されたのはごく最近の
ことなんですよ!
見た目のよさも恵方巻が普及した理由のひとつかもしれません。
恵方巻は7種類じゃなきゃダメ?
実は恵方巻の具材に決まりはありません。
何を何種類入れても、逆に具材が7つ以下でも「恵方巻」と書いてあればそれが恵方巻なので
す。
そんなルールなしの恵方巻で一応七種類の具材が良いと言われている理由は、七福神のご利益
にあやかるためと言われています。
七種の具材を七福神に例え、「福を巻き込む」という願掛けを昔の人はしていたようです。
やはり「7」という数字は幸運を連想させるということですね!
恵方巻の意味・由来は?
「恵方巻」と呼ばれるようになってからの歴史はまだ浅く、1989年にとあるコンビニエンスス
トアが広島で太巻きを売り出す際、「恵方巻」という名前を付けたのが始まりだと言われてい
ます。
身近なコンビニで売り出されたのもあり、その人気は一気に全国へと広がっていきました。
そんな恵方巻の土台となった、太巻きを節分に食べるという行事は関西が発祥の地なんだそう
です。
江戸時代に花街では芸子たちが商売繁盛を願って節分の日に太巻きを食べるという風習があり
ました。
その時は「丸かぶり寿司」や「太巻き」と呼ばれていたのですが、そこに新しい名前を付ける
ことによって全国に知られる行事となりました!
名前を付けるだけでここまで有名な行事になるなんて驚きですよね。
終わりに
今や節分と言えば恵方巻が必ず挙がるほどです。
恵方巻があれば夕飯もそれで済ませることが出来ますし、どんな具材の恵方巻を買うか選んで
いるだけでワクワクしてきます!
最近は手作りの恵方巻を作る家庭もあるようなので、好きな具材を買って家族や友達同士で恵
方巻パーティーというのも楽しいかもしれませんね♪
みなさんも美味しい恵方巻を選んで節分を楽しんでください!