畳のカビの原因は?エタノールを使った正しい除去方法と予防!

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皆さんの家には畳の部屋はありますか?

畳の部屋があると、日本人として心が落ち着きますよね。

とはいえ、フローリングよりも手入れが大変という点もあります。

いつの間にかカビが発生して畳が汚れてしまったといいう経験がある方もいると思います。

今回はそんな畳のカビについて掘り下げていきたいと思います。

畳にカビが発生する原因は?

畳

カビが繁殖する条件は3つあります。

「70%以上の湿度」、「20~30℃の温度」、「ホコリや汚れなどの栄養分」の3つです。

この3つの条件がそろってしまうと、たとえどんな場所であろうとカビは繁殖してしまいま

す。

換気が不十分であったり、イ草が湿気を吸収してしまった結果としてカビが発生するパターン

が多いです。

イ草については天然のイ草(いぐさ)素材の新しい畳ほど、湿度を吸収しやすい為にカビが付

きやすいです。

また、よくあるパターンとしては畳の上に布団が敷いてあることで、寝汗によってカビが発生

することも多いです。

畳のカビにはエタノールがいいの?

畳掃除 エタノール

軽度のカビについては、エタノールが効果的です。

エタノールは局所的にタンパク質を凝固させるため消毒や滅菌としても使用されていますが、

カビタンパク質の分解もしてくれるので、カビの除去に効果的です。

エタノールは、お酒の主成分で引火性があります。

もしエタノールを使用する際は、火の気のないところで使用しましょう。

密室した場所で、気体が充満しますので、換気を常にするようにしましょう。

また、エタノールは揮発性の高い液体なので、一度カビ掃除用に別の容器に入れたものは、早

めに使用してしまいましょう。

ちなみに漂白作用はエタノールにはないので、カビの黒い汚れ自体を取ることはできません。

畳のカビの正しい除去方法

カビ部分を拭き取ることが大事です。

消毒用エタノールを購入し、霧吹きのついた容器に入れます。

容器についてはプラスチック容器だとアルコールによって溶けてしまう可能性があるので、

ラスや陶器等の溶けない素材を選びましょう。

拭き方については以下の手順で行います。

1.表面のカビを拭き取ります。

2.消毒用エタノールを吹きかけて殺菌していきます。

3.完全にエタノールが乾いたらカビの黒い汚れを取るため、漂白剤をかけます。

畳のカビを予防しよう!

「60%以下に下げる」「25度以下」「こまめな掃除」がカビ予防の基本です。

カビが活動できない環境をキープするというのが予防になります。

それ以外にエタノールを使用した予防方法もご紹介します。

カビができやすいところに、最後の仕上げにエタノールをひと吹きすることで、カビができに

くくなります。

エタノールは揮発性が高いので、ふき取る必要はありません。

浴室のカビについては天井にカビの菌糸が張り巡らせて、浴室中にカビの胞子を常に撒き散ら

しているからと言われてしまうこともあります。

天井のカビ掃除をすることを忘れずに行いましょう。

最近では浴室の天井を拭き取るためのモップも販売されているので、比較的楽に掃除ができま

す。

モップの先や雑巾等にエタノールを染み込ませて拭き取ることにより、その後のカビの発生の

防止になります。

終わりに

ここまで読んでいただいたことで、カビについて詳しくなってもらえたかと思います。

エタノールを使った予防については一般家庭でもできるので、是非やってみることをおすすめ

します。

ここで説明した通り畳はデリケートなので、手入れはこまめにしていきましょう。

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