部屋でゴロゴロしていたら見慣れない虫がいる!と驚いた経験はありませんでしょうか。
本の間にいたり、部屋の隅っこにいたりと発生場所が本当に様々で嫌ですよね。
特に掃除した時などは、虫を見かける機会も増えてしまい気分が憂鬱になることもあるかと思
います。
更にはこの虫は無害なのか有害なのかといった心配もあると思います。
ということで今回は虫が発生しやすい畳に発生する虫と、駆除方法等の対策についてご紹介し
ていきたいと思います。
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畳に茶色い虫!発生する害虫の種類は?
1.チャタテムシ
洗面所や段ボールにいるダニに似ている虫と言われています。
ただしダニは肉眼で見えない大きさなので、ダニだと思っていた虫がこのチャタテムシという
可能性はあります。
畳や障子などに這いまわっている茶色い虫がいたら、チャタテムシの可能性が高いでしょう。
蒸し暑く湿度が高い場所を好み、涼しい環境が苦手なので時期としては夏から秋にかけて多く
発生します。
発生場所は畳、押し入れ、本棚などの薄暗い場所、更にはダンボール、食べ物などにも付着し
ている場合があります。
この虫自体は人を刺したり危害は加えないのですが、捕食するツメダニという虫が二次発生し
てしまうことにより、アレルギーを発症する原因になってしまいます。
2.シバンムシ
甲虫の一種で、6月~9月によく現れる虫です。
「2、3ミリぐらいの茶色の殻の固い虫」というのは、ほぼシバンムシではないかと思われま
す。
暖房がきいた室内では冬にも見かけます。
シバンムシの一種であるタバコシバンムシは藁が好物で、畳に発生しやすいです。
年に2、3回発生し、成虫のときは室内を飛び回り、幼虫のときは畳に住み着いています。
畳に発生した害虫の駆除方法は?
畳に発生した虫は気分的にも良くないですし、有害な虫も中にはいますので駆除することをお
すすめします。
駆除方法は様々ですが、自分でできる駆除方法というのをご紹介いたします。
1.スプレー式殺虫剤
直接、虫に噴射するタイプになります。ある程度の大きさの虫であれば、駆除が目視できるの
で効果的です。
ダニのような小さすぎて目で見えない虫は殺虫効果を確認できないので効果はいまひとつかと
思います。
2.煙式殺虫剤
殺虫成分のある煙を焚くことで、部屋ごと殺虫してくれるタイプです。
部屋全体に殺虫成分がいきわたることにより、手の届かない範囲までしっかりと殺虫してくれ
るというのがいいですね。
3.除湿をする
これは畳に住む虫が総じて暗くジメッとしたところが好きという修正を利用した駆除方法で
す。
窓を開けたり、除湿器やエアコンの除湿機能をして気温25°以下、湿度55%以下にすると多く
の虫は成長できなかったり、動きがにぶくなります。
4.掃除機をかける
紙パックタイプであればすぐにパックごと捨てられるので便利です。
殺虫剤を使用したら大量の虫の死骸も出てしまいますので、煙式殺虫剤等を使用した場合は、
掃除機で死骸をきれいにした方がいいです。
ちなみに死骸によってアレルギーなどの原因になってしまうことや、死骸から他の虫を寄せ付
けてしまうという恐れもあるので、しっかり掃除機をかけましょう。
5.アルコール消毒
人間のフケやアカ、ホコリをエサにしている虫に効果的な駆除方法です。
アルコールで消毒することによりエサがなくなり、自然と虫も減っていきます。
害虫が発生しないよう予防しよう!
予防法としては、やはり部屋を綺麗に保つことが1番大事になります。
掃除機をかける、固く絞った雑巾で拭き掃除をする、畳干しと畳下も掃除をするといったこと
が効果的です。
あまり知られていないところだと、畳の上にカーペットを敷くダブル敷きが虫の温床となって
しまうということです。
湿気も溜まりやすく畳の状態も悪くしてしまう恐れがありますので、ダブル敷きはやめておき
ましょう。
終わりに
ダニだと思っていた虫が違う虫だったというのは驚きですよね。
無害な虫が多いとはいえ、でてほしくないものです。
予防に関してはご紹介した通り、畳を清潔に保つことが虫を発生させない第一歩になります。
埃や髪など、虫のエサになってしまうものは極力減らしていって虫と縁のない生活を送りたい
ものです。
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