梅雨シーズンや結露の多くなる冬季の悩みのタネとも言える家のカビ。
特にマンションは構造上湿気が溜まりやすくカビも生えやすいと聞きますが、みなさんのご自
宅はどうでしょうか。
すでにカビでお悩みの方もこれからマンションに住みたいとお考えの方も、有効なカビ対策と
カビが発生してしまった時の対処法を知って、カビ知らずの空間を作っていきましょう!
マンションの湿気は要注意
一戸建ての家には四方八方たくさんの窓が設置されていて十分な換気を行うことができます
が、多くのマンションでは間取りにより数に違いはあるものの、基本的にお部屋の南側と北側
にしか窓が設置されていません。暖かい時期は窓を長時間開けて過ごせますが、寒い冬や梅雨
の時期はそうもいかずほとんど一日中窓を閉めている事が普通です。
その為湿気が溜まりやすく、その湿気が原因で部屋中がカビだらけになってしまうのです。
さらにカビは気管支喘息やアレルギー性鼻炎などを引き起こし人体に悪影響を及ぼす事もある
ので、放置してしまうと危険です。しっかりと対策しておきましょう!
マンションの湿気:おすすめのカビ対策
■窓
室内と屋外の温度差により発生してしまう結露。これを放置すると窓やサッシに黒カビができ
てしまいます。除湿機や換気扇を有効活用し、結露はこまめに拭き取って下さい。
市販でも売っている結露防止用のスプレーや断熱シートもおすすめです。
■玄関、シューズボックス
玄関に除湿剤を置く。靴の内側には汗などで湿気が溜まりやすく、カビの原因となります。靴
は玄関に密集させず、あまり使用しない靴は内側に新聞紙を丸めて詰めてシューズボックス
へ。新聞紙が湿気吸い取る役割をしてくれます。
雨で濡れた靴や傘は放置せず出来るだけ乾かすようにし、天気の良い日に外に干しましょう。
■クローゼットの中
沢山の衣類を詰め込むことで湿気の量も多くなってしまいます。滅多に着ない服は衣装ケース
に収納し、残した服は間隔を開けてハンガーにかける様にして下さい。
時々扉を開けて空気の入れ替えを行い、クローゼット内の湿気とこもった匂いを排除しましょ
う。また玄関の靴と同様に、汚れたり湿った状態の衣類はそのままにせず、洗濯して乾燥させ
てからクローゼットに直すと良いでしょう。
■浴室
浴室の窓を開けておく、浴室乾燥機を使用することは基本ですが、残念ながらそれだけではカ
ビが生えてしまう事があります。
浴室を出る際にシャワーのお湯を熱めにして壁にまんべんなくかけ、壁に付着したシャンプー
やリンス、皮脂などを洗い流します。さらにその後冷水でもう一度壁にシャワーをかけておく
ことがカビを生やさない為のポイントです。
もちろんシャンプーボトルなどのぬめりもこまめに洗い流す様にしましょう。
■脱衣所
お風呂の湯気や、体からポタポタと床に落ちた水滴も湿気が溜まる原因になります。
浴室の扉は開けっ放しにしない、脱衣所の水滴は拭き取る、濡れたバスタオルやバスマットは
早めに乾かす様にしましょう。
マンションの湿気:おすすめの対処法
ここまではカビを生やさない為の湿気対策について紹介していきましたが、対策をする前にカ
ビが生えてしまった!という方にもぜひ活用してほしい対処法を調べたので、ぜひこちらもチ
ェックしておいてくださいね。
■エタノール
アルコールの中でも非常に効果が高いエタノール。ドラッグストアでも売っていますが、濃度
100%を使用する場合はまず水で薄める方がカビへの浸透力が高まります。
漂白効果が無いので黒カビの色までは落とせないものの、あらゆる場所に使用できたり、乾き
やすい性質を持っているので乾拭きする手間が省けます。
■塩素系漂白剤
ブラシなどでこすっても落ちない頑固な黒カビに有効。漂白剤に浸したキッチンペーパーを黒
カビの部分に貼り付ける様にし、15分〜30分程度放置しておきます。キッチンペーパーを取っ
て軽くこすって洗い流して下さい。ただし、漂白剤ですので布製品など色落ちしてしまう物には不向きです。
終わりに
湿気やカビは梅雨シーズンだけではなく、気温が高くジメジメした夏や暖房機器を使用する冬
にも注意が必要です。カビが生えた時だけではなく、一年を通してその時期に適した対策をし
ていくことが大切ですね。
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