梅雨の時期など、湿気が気になる時期に悩まされる問題といえばカビです。
気が付けばあらゆるところに繁殖している家のカビは、窓枠やカーテン、壁紙など、あらゆる
ところで見かける厄介者です。
わたしたちの暮らしの中では、カビが発生するために必要な条件が十分に揃ってしまっていま
す。
まずはカビは発生してしまう前に、発生させないための対策をとっておくのが理想的です。
ということで今回はカビを予防する対策についてと、カビが発生してしまった場合の対処法に
ついてご紹介します。
出窓はカビが発生しやすい?
出窓のカビが発生しやすい原因ですが、「結露」が挙げられます。
結露とは室内外の温度差があると発生するものです。
ガラスのコップに冷たい氷水を入れると、表面に水滴がつく現象がありますが、あれも結露で
す。
カビは高温・多湿を好みますので、室内外の空気に触れている出窓は結露ができやすく、結果
としてカビにとって良い増殖環境になってしまっています。
正しいカビ対策
カビ対策のポイントですが、「カビが繁殖しにくい環境をつくる」というとてもシンプルなこ
とを意識すれば大丈夫です。
「水分をこまめに拭き取る」、「換気や除湿をする」がおすすめです。
窓の結露やお風呂の水滴などは、拭き取れる水分ですのですぐに拭き取るのがカビ予防につな
がります。
湿っている状態が続くことはカビが繁殖しやすい環境につながります。
また、通気性をよくするために窓を開けて換気したり、除湿機を置いたりするのも効果が高い
です。
梅雨時期で窓を開けられないという場合については、除湿機を活用していきましょう。
また、「結露吸水シート」や「結露防止スプレー」等の対策グッズで予防しても良いです。
ちなみに下駄箱等の除湿機の効果が伝わりづらい場所については、除湿剤を使用するのがおす
すめです。
カビが発生した時の対処法
カビ対策として様々な予防手段がありますが、どれだけ予防をしていてもカビの発生について
は完全に防げないことを理解しておく必要があります。
その上で発生してしまった場合ですが、できるだけ早く対処する必要があります。
まずはカビが発生した箇所の汚れを落とす必要があるのですが、中性洗剤や塩素系カビ取り剤
を使用すると綺麗に落とすことができます。
薬剤を使用する場合は、吹きかけてから5〜15分ほど放置し、時間が経ったら濡れ雑巾で拭き
取ります。
汚れを綺麗に落とした後は、エタノールを吹き付けて殺菌&消毒をしましょう。
これで付着していたカビ菌を殺すことができます。
汚れを落としても湿度が高ければ再度カビが発生してしまいますので、しっかりと乾燥させる
という点も意識するとよいです。
終わりに
カビは見た目の悪さがまず第一に挙げられますが、それに加えてアレルギーの原因になってし
まうことなどの健康被害の問題があるので、対策はした方がよいといえます。
普段からこまめに予防をし、見つけたときは早めに落とすことが大切です。
時間をかけたくなければ対策グッズを購入する、除湿機等の機器を使用することなどでも対策
が可能です。
カビの対策や予防は、作業自体は大変でないものが多いです。
しかしこまめに実施するということが大事で、習慣化できてしまえばこっちのものです。
気がついたときに予防・対策をして、綺麗な住居空間を維持できるようにしましょう。
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