気象病による症状の中でも一番感じやすいのは頭痛ではないでしょうか?
頭痛がひどいと何事にも集中できませんし、楽しめなくなってしまいます。
そんな頭痛の緩和法を知っておけば少しは楽に生活が送れるので、気象病による頭痛に効く食べ物などを紹介していきます!
気象病の原因
主な原因は自律神経の乱れです。
人間には体を活動させたり集中力を高めたりする「交感神経」と体をリラックスさせて回復させようとする「副交感神経」があります。
この2つを合わせて「自律神経」と呼ぶのですが、この自律神経は気温・湿度・気圧によって影響を受けやすく、特に気圧が下がると交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなってバランスを崩してしまいます。
バランスが崩れれば交感神経が優位になるはずの日中も副交感神経が活発になってしまい、だるさや眠さを感じてしまいます。
また気圧が下がると外気圧との差で人間の中の圧力にも変化が起こります。
それによって血管が膨張し普段よりも多く血が巡るようになるので、頭痛などが引き起こされてしまうのです。
しかし逆に血管が収縮することでも頭痛は起こります。
気圧が下がって自律神経が乱れると、副交感神経が出す「セロトニン」というホルモンが過剰に働き、血管を収縮させて血流が悪くなることによって頭痛が起こるのです。
正反対の原因でも同じ頭痛という結果になるので見極めが大変難しいですが、どちらの頭痛なのかによって対処法も変わってきます。
低気圧で体調不良を起こしやすい人
乗り物酔いをしやすい人は特に注意が必要です!
気圧の変化を感じ取って脳へと情報を送るのは耳の「内耳」と呼ばれる部分で、乗り物酔いをする人はこの内耳の機能が敏感であることが多いです。
つまり空の気圧が下がるとその情報を過剰に受け取ってしまい、その情報を受け取った脳が実際の体調とはずれた信号を送って体に様々な不調が現れてしまいます。
また気象病は自律神経の乱れによって引き起こされるので、睡眠不足・運動不足・不規則な生活を送っている人は自律神経のバランスが崩れやすく注意が必要です。
特に女性はホルモンバランスが変化しやすく、バランスを保つのが難しいため気象病になりやすいと言われています。
上記の条件にたくさん当てはまるほど気象病になりやすいので、なるべく規則正しい生活を心がけましょう!
低気圧頭痛にはコーヒーのカフェインが効くの?
コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があり、気圧の変化で膨張した血管を正しい形に戻すことが出来るので、気象病による頭痛には効くことがあります!
ただし頭痛は緊張などによって血管が収縮して起こるものもあるので、その場合は血管を収縮させるコーヒーを飲むと逆効果となります。
もしもコーヒーを飲んでも頭痛がひどくなるようでしたらそれは気象病による頭痛ではない可能性があるので、逆に蒸しタオルなどで首回りを温めた方が効果がありますよ。
低気圧頭痛に効く食べ物
大豆製品・ゴマ・ひじき・ほうれんそう・ナッツ類・バナナ
→マグネシウムを多く含む食べ物!
マグネシウムは血液循環を正常に保つ効果があるので、血管の膨張や収縮による血流の不規則な流れを一定に保てるようになります。
マグネシウムは不足しがちなビタミンなので、男性であれば280~320mg、女性であれば240~260mgが摂取できるように食生活を見直してみてください。
アーモンド・のり・レバー・納豆
→ビタミンB2を多く含む食べ物!
ビタミンB2も片頭痛になりにくくする効果があるので積極的に取り入れていきたい栄養素です。
柑橘類・梅干し
→クエン酸を多く含む食べ物!
こちらは緊張型の頭痛に効く食べ物です。
クエン酸は疲労回復に効く食べ物なので、緊張で収縮した筋肉などをほぐしてくれます。
終わりに
気圧の変化を変えることは出来ないので、頭痛を起こしにくくする食べ物を積極的に食べ、疲れがたまらないようしっかりと睡眠をとって気圧の変化に耐えられる体作りをしましょう!
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