免許証、パスポートなどと同様に顔写真付き身分証明書として使用できるマイナンバーカードですが、定期的な更新をしなければその効力が失われてしまいます。
マイナンバーカードの有効期限とその更新方法をご説明しますので、然るべき時焦らないよう覚えておいてください!
マイナンバーカードの有効期限
マイナンバーカードには実際に人に見せて身分を証明する他に、住民票をコンビニなどで発行する際、機械でカードを読み取り身分を証明する「電子証明書」としても使用できます。
しかしその二種類に別の有効期限があり、発行時に20歳であったかによっても期限が変わってきます。
マイナンバーカードの期限
・発行時20歳以上……発行日から10回目の誕生日まで
・発行時20歳未満……発行日から5回目の誕生日まで
電子証明書の期限
・発行時20歳以上……発行日から5回目の誕生日まで
・発行時20歳未満……発行日から5回目の誕生日まで
「10年後」ではなく「10回目」の誕生日ですので、4/2の誕生日の方が4/1に発行したら期限は約9年間となります。
勘違いですでに期限が切れていたということにならないよう気を付けましょう!
マイナンバーカード更新方法
おおまかな流れとしてはマイナンバーの更新のお知らせと必要書類が送られてくるので、方法を選んで更新すればよいのですが、選んだ方法によって手順が違いますので、一つ一つ説明していきます。
- J-LIS(地方公共団体情報システム機構)から資料が送られてくる
有効期限の2、3カ月前にJ-LISから「マイナンバーカード・電子証明書有効期限通知」というものが本人宛に届きます。
その中には4点の書類が入っているので、まずは書類が揃っているか確認しましょう。
入っているもの
・更新方法の説明書
・有効期限通知書
・照会書兼回答書
・照会書兼回答書封入用封筒
マイナンバーカードの更新
次はマイナンバーカードの更新ですが、更新方法はスマホ・パソコン・照明用写真機・郵送の4つから選べます。
スマホでの手順
- 顔写真を撮影する。
- 有効期限通知書に記されている「交付申請用QRコード」をスマホのバーコードリーダーで読み取る。
- 繋がったサイトでメールアドレスを登録する。
- アドレスに申請用のURLが送られてくるので、そこで必要事項と最初に撮った顔写真を記入すれば完了です。
パソコンでの手順
- 顔写真を撮影し、申請するパソコンに取り込んでおく。
- 申請用Webサイトに接続し、有効期限通知書に書かれている23桁の「申請書ID」を入力して、その次にメールアドレスを登録する。
- アドレスに「申請者専用Webサイト」のURLが送られてくるので、そこで必要事項と取り込んだ顔写真を記入すれば完了です。
証明用写真機での手順
- 証明用写真機のタッチパネルで「個人番号カード申請」を選ぶ。
- 表示された金額を投入し、有効期限通知書に記されている「交付申請用QRコード」を証明用写真機のバーコードリーダーで読み取る。
- 必要事項を入力する。
- 顔写真の撮影が行われ、自動的にデータが送信されるので完了です。
郵送での手順
- マイナンバー総合サイト(J-LISのサイト)から交付申請書と封筒を印刷する。印刷出来ない場合は市区町村の窓口から発行出来ます。
- 交付書に必要事項を記入し、顔写真を貼って郵送する。これで完了です。
- 1カ月ほどでマイナンバーカードの更新が完了するので受け取る
マイナンバーカードが無事に更新されると、「交付通知書」が本人宛に届きます。
本人確認書類を持ち、市区町村の窓口に行けば新しいマイナンバーカードを受け取れますよ!
更新時に必要な書類
- 交付通知書
- 更新前のマイナンバーカード
- 本人確認書類
- 住民基本台帳カード、運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、身体障害者手帳、在留カードなど
- 健康保険証、年金手帳、学生証、社員証など
本人確認書類はAであれば1点、Bであれば2点必要になりますので用意しておいてください。
更新時の注意点
・顔写真は6カ月以内に撮影したものを用意する。
・更新前のマイナンバーは回収されるが、紛失していた場合は再交付手数料として1000円がかかる。
・基本的には本人が窓口に受け取りに行く。
まとめ
送られてくる手順書や公式ホームページでも丁寧に説明されているので、指示に従って手続きすれば何も難しいことはありません。
焦らずに更新手続きをしてくださいね!
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