訳あって今の会社を退職することになった時、辞める意思を表すだけでなく、手続きとして退職届も出さなければなりませんよね。
でも、退職届を出せるような雰囲気ではなかったり、辞めることが気まずかったりすると、直接届けを手渡しするのがおっくうになるかもしれません。
手渡しではなく郵送できれば気が楽ですが、それは可能なのでしょうか?
また、退職届を出す際に、マナー違反にならないためにするべきことなど、調べてみました。
退職届は郵送していいの?
退職届は郵送してもいいのか、まず結論を先に言ってしまうと「してもいい」です。
法律上では、退職するために退職届を必ず出さなければならないと決まっているわけではなく、退職の意思表示は口頭でもOKとなっています。
ただ、口頭で申し入れをし受理されるのはまれで、退職届を提出するのが一般的、円満に退社するためにはやはり退職届が必要になるでしょう。
郵送可能とはいっても、よほどの事情がなければ手渡しするのが望ましいです。
郵送するしかない事情とは?例を挙げてみましょう。
・心身の体調不良や入院など、療養中で会社まで提出に行けない場合
・退職の意思表示をしたが会社との折り合いがつかない場合
などですが、事前に話し合って会社側が郵送でもいいと判断された場合は、手渡しせずに郵送しても問題ないでしょう。
退職届を郵送で出すときのマナー
どんな事情で退職するにしても、いきなり郵送で退職届を出すのはNGです。
郵送で退職届を出すことを、あらかじめ連絡しておきましょう。
退職届を出すタイミングは、民法では退職の2週間前までにとなっていますが、引継ぎなどの問題もあるので退職の1ヵ月前までには出すのが一般的です。
また、送る書類は退職届だけでなく、添え状も同封します。
退職届添え状の書き方
退職届の添え状の書き方について説明します。
用紙はA4かA5サイズのコピー用紙、あるいは便せんなど、退職届の用紙と同じでOKです。
作成は手書きにこだわらず、パソコンでも大丈夫です。
手書きの場合は「縦書き」パソコンは「横書き」にします。
添え状の内容ですが、
・日付(退職届を提出する日)
・勤務先の会社名、部署名、上司の名前
・本文(退職届けを提出するのでよろしくお願いします・・・など)
・簡単なお礼(お世話になったことへの感謝の言葉・・・など)
・自分の所属部署と名前
を書きます。
退職届封筒の書き方
退職届を出す際の封筒は、茶封筒ではなく白の無地にします。
郵送で提出するのなら、退職届と添え状を入れた封筒に直接宛名を書くのではなく、もう一回り大きな封筒を用意してそちらに宛名を書き、その中に退職届・添え状の入った封筒入れて送ります。
退職届の封筒の書き方
表・・・退職届(退職願)
裏・・・所属部署とフルネーム(左下に書く)
郵送用封筒の書き方
表・・・宛名、宛名の左下に赤ペンで「親展」
裏・・・左下に自分の住所と名前
郵送用封筒は、最後に封をして「〆」と書きますが、退職届の封筒の場合は封をして「〆」でもいいし、封をせずフラップを折り曲げるだけでも構いません。
まとめ
退職届はできるだけ手渡しして提出するのが望ましいですが、事情があるなら郵送しても大丈夫でした。
しかし、マナーを守らなければ会社側が退職届を受理してくれない可能性もあります。
退職届を郵送するなら、円満退社できるようマナーを守って送りましょう。
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