大人ですら気になる白髪、それが自分の子供に生えてきたならもっと気になりますよね。
もしかしたら治療しなければならないのかも、と考え始めたら怖くなったりして。
子供の白髪はそのままにしておいて良いのか、それとも治療するべきなのか、調べてみました。
子供の白髪の原因は?大人と違う?
大人の場合、白髪が生えるのは老化やストレス、生活習慣や食生活の乱れ、病気などが原因になるといわれています。
さらに、若いうちに白髪が生えるいわゆる「若白髪」の場合は、遺伝も関係しているようです。両親のどちらかが若白髪だったから、その子供も若い頃から白髪が多いということ、ありますよね。
それでは子供の場合の白髪の原因はどうなのでしょうか。
やはり大人と同じように、上記のようなことが原因となって白髪が生えてと考えられています。
ただ、子供の場合の白髪は大人とは違い、心身の不調が深刻でその結果として白髪になっていることも。
遺伝も関係するとはいえ、まだ幼稚園や小学生低学年くらいで白髪が出てくるのはちょっと心配ですよね。
白髪以外にも体調がすぐれなかったり、ストレスを受けて元気がないなどの異常が見られたら、悩みがないか観察しケアしてあげたり、医師の診察を受けるなど適切な対処を行う必要があるでしょう。
子供の白髪の治療法
子供の白髪の原因が皮膚の病気であった場合は、皮膚科で治療することになります。
子供の白髪の原因となる病気には「尋常性白斑」があります。
これは髪に限らず皮膚のメラニン色素が作られなくなる病気なので、皮膚科で診察を受け適切な治療を受けなければなりません。
治療は塗り薬の他、内服薬も処方されます。
また、他の病気が原因で白髪が生えてきた場合、その病気を治療することで白髪が生えなくなる可能性があります。
子供の白髪は皮膚科でいいの?
子供の白髪を見つけた時、それがパラパラと所どころに確認できる程度なら、治療するほどではないのであまり気にしなくても良いようです。
ただ、急激に白髪が増えたり、部分的に固まってたくさん白髪が生えてきたのなら、医師の診察を受けましょう。その際は皮膚科を受診します。
もし、白髪以外にも頭皮に異常があったり脱毛が見られたら、迷わず早めに皮膚科を受診することをオススメします。
また、白髪以外にも体調が悪いなど異常が見られるのなら、皮膚科ではなく小児科を受診した方が良いでしょう。
白髪が目立つだけでなく、むくみや倦怠感が起こる場合「甲状腺機能低下症」という病気が原因になっていることもあります。
この甲状腺機能低下症という病気は、40代以降の女性に起こりやすいのですが、まれに子供も発症することがあるので注意が必要です。
ストレスにより便秘と下痢を繰り返す「過敏性腸症候群」を発症した時も、白髪が出る可能性があるといわれています。
ただ白髪が生えるだけでなく、これらの病気が隠れている場合もあるので、心配な時はなるべく早く医師の診察を受けることをオススメします。
まとめ
ある程度の年齢になった子供なら、遺伝による若白髪だと判断できることもあるでしょう。
でも、幼い子供に生える白髪やあまりにも量の多い白髪、偏って生えている白髪なら、病気が原因になっている可能性があります。
適切な治療を受けさせるため、症状によって皮膚科か小児科を受診するようにしましょう。
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