経営していた飲食店を閉店することになったら、これまで利用してくれたお客様や取引先、ご近所の方へ閉店をお知らせする必要があるでしょう。
ただお店を閉める告知だけでなく、これまでの感謝を伝えられるような挨拶文も添えたいものです。
今回は飲食業閉店時のお知らせ方法はどのようなものがあるのか、また、閉店のご挨拶文例や閉店手続きを行う時の注意点などをご紹介します。
飲食業閉店時のお知らせ方法
飲食業を閉店する時のお知らせは、次のような方法があります。
店頭や店内での貼り紙
最も目につき分かりやすいのが、閉店のお知らせや挨拶文を書いた貼り紙を貼ることでしょう。店内に貼るのなら、実際にお店を利用してくれる常連さんなどへお知らせすることができますが、店頭に貼るのならより多くの人の目に留まることになります。
まだ利用したことがない人や、ご無沙汰していたお客さんなど、最後になるから利用してみようかと思ってくれることで、より集客できる可能性もあります。
ホームページやブログ、SNS
お店まで足を運んでもらわなくても閉店を知ってもらえるし、多くの人に見てもらえる方法です。挨拶文はもちろん、貼り紙より多く感謝のメッセージを伝えたり、思い出も残すことができますね。
手紙や挨拶状、メール
特にお世話になった人や取引先、お得意様には個別に手紙や挨拶状、メールを送るとより丁寧に感謝を伝えることができるでしょう。
飲食業閉店時の挨拶文例
飲食業閉店時の挨拶文例を5つご紹介します。
閉店のお知らせ
いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。
誠に勝手ではありますが、この度○○(店名)は〇年〇月〇日をもちしまして、閉店することとなりました。
長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
店主〇〇
閉店のお知らせ
いつもご来店いただき、誠にありがとうございます。
大変勝手ながら、店主の健康上の都合により当店は〇月〇日をもちまして、閉店することとなりました。
長きにわたってご愛顧頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。
店主〇〇
閉店のお知らせ
いつもお世話になっております。
突然ではございますが、当店○○は来る〇月〇日をもって閉店することとなりました。
こちらに開店して以来○○年、多くの方にご愛顧いただき誠にありがとうございました。
店主〇〇
閉店のお知らせ
平素よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。
さて、この度○○(店名)は〇年〇月〇日をもちまして、閉店する運びとなりました。
突然のお知らせとなりましたこと、お詫び申し上げるとともに、開店以来長らくのご愛顧心より御礼申し上げます。
店主○○
閉店のお知らせ(取引先への挨拶状など)
拝啓
○○の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、突然ではございますが、○○(店名)は諸般の事情により〇月〇日をもって閉店することとなりました。
長きにわたるご支援心より感謝申し上げますとともに、皆様のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
住所
電話番号
店名
閉店手続き時に気を付けるべき事
閉店のお知らせは、閉店1~2ヵ月前に行うのが一般的。いつものように行ってみたら突然閉店していた、というのはお客様に迷惑をかけてしまいます。
あまりにも直前のお知らせになると、再来店したいと思っていたお客様や、店主への挨拶を希望されるお客様が来店できず、がっかりさせてしまうことも。
ボトルキープをされているお客様なら、ボトルを受取りに来店されることもありますよね。
可能なら、2ヵ月前のお知らせがオススメですが、より多くの人に知ってもらうために店頭での貼り紙だけでなく、ホームページやブログ、SNSも併せて利用してみましょう。
まとめ
飲食業を閉店する際は、手続きも何かと多く多忙を極めるかと思います。
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