オートミールはヘルシーでダイエット効果も期待できるといわれていますが、実は体に悪いという噂もあるようです。
欧米では主食として食べることが一般的なオートミール、日本でも最近人気が高まっている食材なのに、体に悪いだなんて聞き捨てならないですよね。
オートミールは体に悪いのか?さっそく検証してみましょう。
オートミールの栄養価
オートミールに含まれている栄養素について見ていきましょう。
▪食物繊維
▪タンパク質
▪ビタミン
▪ミネラル
オートミールはイネ科の植物「燕麦」を、外皮を残したままで加工した食材で、穀物の中でも特に栄養価が高いことが知られています。
食物繊維には、お通じをスムーズにし、コレステロールを排出させる働きがありますが、オートミールには食物繊維が白米の約20倍、玄米の約3.5倍も含まれています。
ビタミンやタンパク質も豊富で、普段の食事からだけでは不足しがちな鉄分やカルシウムもたっぷり!
このようにオートミールは栄養豊富・栄養価が高く、しかも低カロリーだといいますから、体に悪いとは思えませんよね。
オートミールのメリット
次にオートミールのメリットについて見ていきましょう。
先ほど説明したように、栄養価が高く低カロリーというメリットのほか、
▪低GI食品である
▪簡単に準備ができる
▪腸活できる
などがあります。
低GI食品は食後の血糖値上昇を抑え、肥満予防や糖尿病予防に役立つといわれています。
また、オートミールは簡単に準備できるのも魅力です。主食として食べる場合は、お湯や牛乳で煮るか、あるいはレンジでチンしてもOKです。
食物繊維が豊富なオートミールは、腸内環境を整えて免疫力アップが期待でき、痩せやすい体づくりにも役立ちます。いわゆる「腸活」できる食材ですね。
オートミールのデメリット
メリットがある一方で、残念なデメリットもあるようです。
▪正直なところ美味しくない
▪たくさん食べると食物繊維を摂りすぎる
などですね。
グラノーラやミューズリーに含まれているオートミールなら食べやすいけれど、食事としてオートミールのみを食べるのは結構辛い、という人も多いようです。
日本人はオートミールを食事として食べる習慣がないので、お粥のようにふやかして食べるのは苦手かもしれません。すでに加工され、味が付いている手軽なシリアルタイプなら食べやすいでしょう。
クッキーやパンケーキの生地に混ぜたり、野菜と一緒にスープにしたりミルク煮にして食べるのもオススメです。
また、食物繊維を摂取することは大切ですが、摂りすぎるのもよくありません。
食物繊維が豊富なオートミールは、少しの量でもお腹の中で水分を吸収し膨らむので、食べすぎればお腹が苦しくなることもあります。
人によっては下痢や便秘になるなどの不調を感じることも。くれぐれも食べ過ぎないように注意しましょう。
まとめ
オートミールが体に悪い・・・わけではありませんでした。
栄養価が高く低カロリーでヘルシー、健康な体づくりにもダイエットにもピッタリの食材です。
ただし、体に良いからといって食べすぎるのはよくありません。豊富な食物繊維がかえって害になることもあるので注意してください。
日本では、まだあまりなじみのないオートミール。味が苦手なら、いくつか種類を試してみたり、お菓子作りや料理に利用するなど工夫してみましょう。