あきらめないで!パートやアルバイトでももらえる再就職手当の条件

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それまで勤めてきた会社を退職し、手続きをして失業保険をもらった経験がある人もいるのではないでしょうか。

再就職するまでの期間もらえる失業保険の他に、就職できたことでもらえる「再就職手当」というものもあるのですが、こちらはあまり知られていないかもしれません。

そんなに良い制度があるのなら、ぜひ利用したいですよね!

でも、正社員ではなくパートやアルバイトだったらやっぱりもらえないのでは、と思いますか?

果たして、再就職手当はパートやアルバイトでももらえるのか、さっそく調べてみましょう!

再就職手当って何?

再就職手当

再就職手当とは、失業保険をもらっている人が早く再就職することで支給される手当、早期の再就職を促すための制度です。

誰でももらえるというわけではなく、以前勤めていた会社で雇用保険に加入しており、失業保険をもらうための手続きをして認可され、支給を受けている人が対象になります。

失業保険が支給開始になると、最後まで(満額まで)もらっておこうと考える人が少なくないのですが、そうなると失業期間が長くなり、せっかくの良いチャンスを逃してしまうかもしれません。

この制度を利用すれば、早く再就職が決まっても「お祝い金」のような形で手当てがもらえるので、失業保険をすべてもらわなければ損だという考えは変わりそうですね。

再就職手当はパートやアルバイトももらえるの?

再就職手当

こういった「もらえる」お得な制度は、正社員として働いていないと恩恵を受けられないのでは?と思いがちですよね。

でもそれは間違い。条件を満たしていれば、パートやアルバイトでも再就職手当をもらうことはできます。

ただ、パートやアルバイトでは再就職手当の支給対象とならない雇用形態である場合が多いので、対象とならない場合の手当ては再就職手当ではなく「就業手当」と呼ばれます。

再就職手当支給の条件

パートやアルバイトが、再就職手当を支給してもらえる条件について説明します。

まず、失業保険を受給していること、つまり以前勤めていた会社で雇用保険に加入していなければなりません。

そして、失業保険の給付を受けている間に、再就職が決まった場合に手当をもらうことができます。

それ以外にも、次の条件があります。

▪基本手当(失業保険)の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上かつ45日以上あること
▪離職前と同じ事業主に再雇用されたものではないこと
▪再就職先で1年以上勤務できること
▪待機期間が経過していること
▪求職を申し込む前からすでに雇用が決まっていたのはNG

などです。

待機期間とは、失業保険の受給資格決定日からの7日間です。

再就職手当の手続き方法

再就職手当

パートやアルバイトの再就職手当(就業手当)の手続き方法は、以下のようになります。

▪再就職が決まったらハローワークに報告する
▪再就職先で採用証明書に記入してもらう
▪ハローワークで失業認定を受け、申請書をもらう
▪再就職先で申請書の事業主欄に記入してもらう
▪申請書に本人が記入しハローワークに提出する

申請書の提出先は、申請する本人の居住地を管轄するハローワークになります。

まとめ

パートやアルバイトでも、再就職手当をもらえる可能性はあります。

条件が揃っていればもらうことができるので、あきらめずに対象になるのか確認してみましょう。

また、再就職先で1年以上勤務する見込みがあることも受給の条件になるので、再就職に向けて就活する際はその点にも注意してください。

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