治療が難しいとされている突発性難聴ですが、有酸素運動が効果的だったという話を聞きます。
一体本当の事なのでしょうか?
そしてなぜ効果があるのでしょう?
突発性難聴と有酸素運動の関係について調査してみました!
突発性難聴の原因
突発性難聴は明確な原因がまだわかっていない病気ですが、ストレスが原因ではないかという説があります。
人間には体を活動させたり集中力を高めたりする「交感神経」がありますが、ストレスを感じると交感神経が体の血管を収縮させるので、内耳の血流が悪くなります。
その結果、酸素など血液が運んでいるものがうまく配達されないので、突発性難聴を引き起こすのではないかと言われています。
ストレスの他にも突発性難聴の原因として考えられているのはウイルスです。
何らかのウイルスが内耳に侵入して耳の機能を低下させているのではないかと推察されています。
他にも突発性難聴に再発がほぼない事(抗体の獲得)、発症前に風邪を引くなど体調を崩しているなどの現象も、ウイルスが原因と考える人々の根拠となっています。
しかし突発性難聴になった人から原因となったウイルスは未だ発見されていません。
突発性難聴には有酸素運動が効くの?
完全な治療法として研究結果が出ているわけではありませんが、有酸素運動をして難聴の改善を感じる方が多いようです!
そもそも有酸素運動とはどんなものかと言うと、ウォーキング・水泳・エアロビ・サイクリングなど長時間ゆるやかに体を動かし続ける運動のことです。
有酸素運動は酸素を使用して体脂肪をエネルギーへと変換してくれるので、ダイエットなどで勧められるのはこちらです。
長時間動き続けるので持久力が上がったり、心臓の周りの筋肉が鍛えられ呼吸循環器系の機能がアップします。
体脂肪には内臓脂肪も含まれるため、それらが燃焼して減ると高血圧などの病気を予防することにも繋がります!
体のために行った方が良い有酸素運動ですが、なぜ突発性難聴に良いとされているのでしょうか?
有酸素運動でめまい・耳鳴り・聴力が改善?
ここで突発性難聴の原因を思い出してみましょう。
血流の悪さにより発症することがあるということなので、有酸素運動で血流を良くすると突発性難聴の症状が改善しやすいようです!
また、突発性難聴の治療に酸素を使ったものがあるように、体に酸素をしっかり取り込むのは大切なことです。
めまいや耳鳴りは三半規管や蝸牛(かぎゅう)といった器官に酸素などの成分が回っていないことにより起こります。
有酸素運動で呼吸循環器系の機能を上げておけばより効率的に酸素が取り込めるようになるので、普段から有酸素運動のトレーニングをしておきましょう。
有酸素運動の対に無酸素運動がありますが、こちらは難聴の方にはおすすめ出来ません。
筋トレや短距離走などがこれに当てはまりますが、無酸素運動は酸素を使わず体内の糖をエネルギーに変換します。
瞬発力や筋肉そのものの増強には欠かせない運動なのですが、有酸素運動と比べて活性酸素が発生しやすく耳に負担がかかりやすくなってしまいます。
筋トレが趣味の方もいらっしゃると思いますが、突発性難聴の症状を改善させたい時は有酸素運動をするようにしましょう。
運動により難聴の症状を改善させるには時間がかかります。
毎日地道に続けてようやく効果を感じられるようになるので、絶対安静の期間が明けたらすぐにでも運動を始めてみましょう。
改善したからと言って運動量を減らすとまた症状が悪化したという話もあるので、改善したらそこで終わらせるのではなく予防も兼ねて運動する習慣をつけてしまいましょう!
まとめ
適度な運動は体に良いと言いますが、まさか難聴の治療にも良いとは驚きですね!
有酸素運動は他の生活習慣病予防にも効果があると言われているので、マイペースにでも生活に取り入れていきましょう!
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