ご飯にパンに麺類など、炭水化物は美味しいけれど、スタイルや健康が気になるなら食べる量を考えなければなりませんよね。
でもダイエット中でもOKの、太りにくい炭水化物があるのはご存じでしょうか。
太りにくい炭水化物、その秘密は「GI値」にあります。GI値の低い食品なら太りにくいというのですが、中でもおすすめはパスタだといいますよ。
パスタのGI値はなぜ低いのか、食べても太らないって本当なのか検証してみましょう!
GI値とダイエットの関係
まずGI値とは何なのか、説明しましょう。
GIとは「グリセミック・インデックス」の略で、食後の血糖値が上昇する度合いを示すものです。
GI値が高い食品なら食後の血糖値を早く上げ、肥満の原因となってしまいます。
低い食品なら血糖値が緩やかに上がるので、炭水化物でありながら太りにくいというわけです。
ダイエットではまずカロリーを意識するかもしれませんが、同じカロリーであっても低GI値の食品の方が太りにくく、よりダイエット向きだといえますね。
パスタのGI値はなぜ低い?
一般的に精製した米や小麦でつくられる食品は、GI値が高めになります。
主食として食べる白米や食パン、フランスパン、うどんなどはGI値が高く、食後の血糖値が上がりやすい食品です。
しかし小麦粉が原料でも、パスタの場合はパンやうどんよりもGI値が低いのです。
その理由は、パスタに使われる小麦粉の「デュラムセモリナ粉」が、普通の小麦粉よりGI値が低いこと、それに固ゆで(アルデンテ)で食べることで消化がゆっくり進み、GI値を低く抑えることにつながります。
パスタは太らない?!
主食に白米やパン、うどんを選ぶよりも、パスタを選ぶことでよりGI値を低く抑えることができます。
パスタは血糖値が上がりにくいので、他のものを食べるより太りにくいといえますね。
また、パスタは満腹感を得やすく腹持ちが良いので、間食を減らすこともできそうですから、こちらもダイエット効果が期待できそうです。
しかし、好きなだけパスタを食べても太らないということではなく、食べすぎれば現状維持も難しくなるでしょう。
また、オイルやバター、クリームがたっぷりのパスタは美味しいけれど、ダイエット向きではありませんよね。
食べる量や調理方法を間違えなければ、他の食品を選ぶよりも太りにくいことは確かです。
その他GI値の低い食べ物
GI値の目安として、70以上なら高GI食品、56~69が中GI食品、55以下なら低GI食品となります。
パスタは中GI食品、58程度です。
他に主食として食べるもので、GI値が低い食品は、
・そば・・・48
・全粒粉のパン・・・52
・全粒粉のライ麦パン・・・41
などがあります。
また、主食(穀類)以外の低GI(55以下)食品では、
・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・ブロッコリー、ピーマン、キノコ類などの野菜
・りんご、いちご、みかん、メロンなどの果物類
などがあります。
まとめ
食べても太らない、そして美味しいという理想的な主食があれば、ダイエット成功も間違いなしですよね。
パスタはGI値が低く、腹持ちも良いしもちろん美味しくてダイエット向きの食品ですが、「太りにくい」のであって「太らない」わけではなさそうです。
太りたくないのなら食べすぎないこと、調理法にも気を付けて他の食品も栄養バランスよく食べることも大切ですよ。