高齢者の歯ぎしりは認知症が原因なの?なぜ歯をカチカチ鳴らすの?

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イビキと並ぶ睡眠中の騒音問題と言えば「歯ぎしり」。

軽くとらえてしまいがちですが、高齢の方の歯ぎしりは思いもよらない原因を引き起こすことがありますので、早急に改善させるためにも原因や体への影響などを理解しておきましょう!

高齢者の歯ぎしりは認知症が原因?

歯ぎしり 高齢者

認知症だけでなく、あらゆる脳への影響が歯ぎしりに現れている可能性があると考えられています。

人間には体や意識を活動させようとする交感神経と、休ませてリラックスさせようとする副交感神経があります。

睡眠中にストレスや認知症による影響で交感神経が優位になると、リラックスさせようと副交感神経が働きます。

それが歯ぎしりという行為を引き起こしてしまうそうです。

更に、歯ぎしりをすると歯に大きな負担がかかるので、周りの歯茎が炎症を起こし、歯周病菌が繁殖してしまいます。

この歯周病菌は脳を衰えさせる酸化反応を引き起こすので、認知症になりやすくなるそうです。

既に認知症でも状況を悪化させてしまうので、歯ぎしりは早急にやめましょう!

高齢者が歯をカチカチ鳴らすのはなぜ?

歯ぎしり

歯ぎしりにも三つの種類があります。

一つ目は上下の歯を強くこすり合わせるグラインディング。

ゴリゴリ、ギリギリと大きな音がするので歯ぎしりの典型としてとらえられています。

二つ目は歯を強く食いしばるクレンチング。

これは日中でも普通にしているときに上下の歯が触れ合っているだけでも該当します。

音が一切しないので歯ぎしりをしていると気付きにくいです。

最後がカチカチと歯を鳴らしてしまうタッピング。

これらは種類分けされていますが、どれも原因は同じで「ストレス」と「噛み合わせの悪さ」であると考えられています。

高齢になるとどうしても歯が弱くなったり、治療が増えてこれまでの噛みあわせと変わってしまうことがあります。

それが歯ぎしりに繋がったり、無意識なストレスを受けて脳をリラックスさせようと歯ぎしりをしてしまう、ということも原因として考えられます。

歯ぎしりの体への影響

歯のすり減り、割れ

常に噛みあっている状態なので、通常よりも歯のすり減りが早くなります。

更にその状態が続くと歯がひび割れたり、最悪の場合抜けてしまうこともあります。

歯周病の悪化

日本人が高確率で発症してしまう歯周病ですが、歯ぎしりをすると歯茎に強い負担がかかるため、歯周ポケットと呼ばれる隙間が出来ます。

そこで歯周病菌が繁殖すると、歯の根っこの部分にまで影響が出てしまい、歯が抜けたり歯茎が痛んだりします。

顎関節症の発症

常に噛みしめたりこすり合わせているため顎に負担がかかり、顎関節症になることもあります。

顎から音が鳴ったり、痛みがある場合は要注意です!

頭痛、肩こり

顎周りの筋肉が常に緊張した状態なので、その影響で頭痛を感じたり、肩凝りに悩まされることがあります。

高齢者の口腔ケア

高齢者の口腔ケアは歯周病を予防するだけでなく、誤嚥性肺炎・心臓病・認知症・糖尿病を防いだり、唾液の分泌を促したりと、様々な効果が期待できます。

まず誤嚥性肺炎ですが、高齢になると嚥下する力が弱まり、細菌が胃ではなく肺に運ばれてしまうことがあります。

しかし口腔ケアで細菌を減らすことにより、肺に細菌が運ばれなくなりますので、効果的な予防になります。

心臓病・認知症・糖尿病はいずれも歯周病菌が関係しており、歯周病菌の数が少ないほど発症する確率は低くなるのです!

そして唾液は口の中の乾燥を防ぎ、口腔内を清潔に保ってくれる効果があります。

唾液が出るだけでも歯周病予防や口臭対策になるので、唾液腺のマッサージも口腔ケアとして行っていきましょう!

まとめ

高齢の方は免疫力も低下しているので、歯周病による病気にかかりやすくなります。

歯ぎしりは歯周病菌を繁殖させる原因になりえるので、一刻も早くしないように心がけましょう。

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