気になる薄毛の対策は、食べる物で体の内側から行う方法もありますよね。
髪の毛に良いとされる食べ物、いろいろありますが意外なもので「きな粉」も効果が期待できるのだとか。
手軽に摂取できるきな粉に薄毛改善効果があり、育毛剤よりも効果があるのならありがたいのですが、果たして実際は?検証してみましょう。
きな粉の栄養価
きな粉の原材料は「大豆」です。
まず大豆を炒り、その後挽いて粉末状にしたものがきな粉になります。
ご存じのように、大豆はたんぱく質が豊富に含まれており、髪の生育にはたんぱく質が欠かせませから、これだけでも髪に良い食材だといえるでしょう。
さらに、亜鉛など発毛に欠かせない栄養素、髪や頭皮をすこやかに保つカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれていますから、きな粉には健康な髪を育てる効果が期待できそうです。
ミネラルの他にもビタミンも豊富、ビタミンB群やビタミンE、ビタミンKなどが含まれていますが、このビタミンも髪の毛の発育に欠かせない栄養素です。
ビタミンB群は、食べ物から摂取したたんぱく質を、髪の毛の元となるケラチンたんぱく質へと変える働きがあります。
また、他にも注目したい栄養素があり、それが「大豆イソフラボン」なのですが、それについては次に解説していきますね。
きな粉の薄毛改善効果が凄い!
きな粉(大豆)に含まれている大豆イソフラボン、これは女性ならよく知っている栄養素ではないでしょうか。
女性ホルモンに似た働きをするため、大豆イソフラボンを積極的に摂取している人もいるはずです。
この大豆イソフラボン、実は薄毛改善に効果があるといわれています。
薄毛の原因のひとつは、男性ホルモンと5aリダクターゼという物質が結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質ができてしまうこと。
男性ホルモンが直接薄毛を進行させるのではなく、このDHTという物質が髪の毛の成長を阻害して薄毛になってしまうのです。
女性ホルモンは5aリダクターゼの働きを抑制し、男性ホルモンと結合させないことで、DHTができるのを阻止します。
つまり、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで、薄毛を防いだり改善へと導く効果が期待できます。
大豆イソフラボンだけでなく、きな粉に含まれている様々な栄養が健康な髪の生育に役立つことで、薄毛の改善にも役立つでしょう。
育毛剤ときな粉の薄毛改善効果の違い
育毛剤とは、今生えている髪の毛の健康状態を維持し、薄毛や抜け毛を予防するものです。
髪の毛が生える土台である、頭皮の血行を促したり栄養を与えることで、健康な髪の毛を育てることが期待できます。
勘違いされている人も多いと思いますが、育毛剤は新たな髪の毛を発毛させるものではなく、今生えている髪の毛に働きかけるもの、発毛剤とは効果が異なります。
一方で、きな粉の薄毛改善効果は、育毛剤と同様に頭皮環境を改善することで髪の毛を健康な状態へと導くほか、男性ホルモンと5aリダクターゼが結合することを防いで発毛させる働きも期待できます。
ただし、きな粉はあくまでも食品であり医薬品ではありませんから、すぐに効果が実感できるとは限りませんし、効果を実感できるまでには個人差もあるでしょう。
実感するために必要なのは継続することですが、きな粉は安価で手に入りやすく嫌いでなければ続けやすい薄毛対策です。
おすすめの食べ方は、牛乳や豆乳に混ぜて飲む「きな粉ミルク」や「きな粉豆乳」です。
簡単手軽で美味しい、これなら続けやすいのではないでしょうか。
まとめ
きな粉には、確かに薄毛改善効果が期待できるようです。
手に入りにくい特別な食材ではなく、スーパーなどで安く手に入れることができるし、きな粉ミルクなどで美味しく手軽に摂取することができるでしょう。
ただ、きな粉だけで完璧な薄毛改善ができるわけではありません。
頭皮環境を改善したり栄養バランスの良い食事を摂るようにし、場合によっては育毛剤や発毛剤も使用しながら、プラスしてきな粉を毎日の習慣にして取り入れることがおすすめです。
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